いがみの権太


歌舞伎『義経千本桜』の
「すしやの段」で非業の死を
遂げる小悪党の名前は
◯◯◯の権太?
たがご
いかみ
ゆまれ
いがみ(答)
28%
いがみの権太

いがみ‐の‐ごんた【いがみの権太】

浄瑠璃「義経千本桜」の登場人物。無法者であったが改心し、妻子を平維盛(たいらのこれもり)の妻子の身代わりにして自らも死ぬ。
引用元:いがみの権太(イガミノゴンタ)とは – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%81%84%E3%81%8C%E3%81%BF%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%A4%AA-431002

平家滅亡後に、兄頼朝(よりとも)と不和となった源義経(みなもとのよしつね)を軸として、生き残った平家の人々の動向を描いた「時代物」の「義太夫狂言」です。

壇の浦(だんのうら)で入水したと思われた平知盛(たいらのとももり)が、実は生きていて義経に復讐を企てる、通称「渡海屋(とかいや)」・「大物の浦(だいもつのうら)」、平維盛(たいらのこれもり)親子を守るため命を落とした、いがみの権太(いがみのごんた)を描く通称「すし屋」、佐藤忠信(さとうただのぶ)に化けた源九郎狐(げんくろうぎつね)が、義経から両親にゆかりの初音の鼓(はつねのつづみ)を授かる「河連法眼館(かわつらほうげんやかた)」[通称「四の切(しのきり)」]などの場面を中心に上演されます。
『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』・『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』と並び、「義太夫狂言」の3大名作の1つとされています。
引用元:歌舞伎への誘い | 『義経千本桜』 http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_04_36.html

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
 下市村の釣瓶すし屋を営む弥左衛門は、その昔、助けてもらった平重盛への旧恩から、その子息の維盛を使用人の弥助として匿っている。その弥左衛門の家に、今は勘当の身の上のいがみの権太が、母のおくらを騙して金を手に入れようと現れる。一方、弥助に恋していた弥左衛門の娘のお里は、ある晩一夜の宿を借りようと訪ねてきた親子が維盛の御台所若葉の内侍と、一子六代である事実を知り三人を逃がす。しかし、弥助の素性を知った権太が褒美目当てに訴人しようと駆け出していくところへ、維盛詮議に梶原景時がやってくる。権太は、持参した維盛の首と縄にかけた内侍親子を突き出す。その所業に怒った弥左衛門が思わず権太を刺すが、苦しい息のなか権太が明かす真実とは…。
 歌舞伎三大名作の一つとして有名な『義経千本桜』のなかでも「すし屋」は、いがみの権太と呼ばれるならず者が迎える悲劇の結末に、親子の情と悲哀を感じる作品です。お里の口説き、すし桶を構えた権太の引込み、そして権太が本心を明かす「モドリ」といわれる趣向など、みどころあふれる作品です。

二、釣女(つりおんな)
 太郎冠者は主人の大名某と二人で、西宮の恵比寿神社に妻を得たいと願掛けの参詣にやってくる。すると、その神前で眠りについた二人に夢のお告げがあり、釣針が与えられ、早速、大名が釣竿を下げると、世にも美しい上臈が釣り上げられる。二人がその場で祝言を上げるのを見た太郎冠者は、自分も美しい妻を娶りたいと釣竿を下げる。やがて手応えを感じた太郎冠者が釣竿を上げると、被衣(かつぎ)をかぶった女を釣り上げ、夫婦になろうと誓い合うが、被衣をとるとふた目と見られない醜女。太郎冠者は逃げ出そうとするが…。
 狂言の『釣針』を元にしたこの作品は、わかりやすくユーモラスな内容ですが、松羽目物としての品格も求められます。大名と美女、太郎冠者と醜女という対比や嫌がる太郎冠者を慕う醜女の愛らしさが可笑しみとともに表現され、誰もが楽しめる微笑ましい常磐津の舞踊劇です。
引用元:みどころ | 歌舞伎美人(かぶきびと) http://www.kabuki-bito.jp/sp/modal/highLight?pid=535