「ノリウッド」ナイジェリア



「ボリウッド」といえば
インドの映画産業のことですが

「ノリウッド」といえば
どこの国の映画産業のこと?
カタカナで答えなさい
ナイジェリア(答)
34%

──まずは「ノリウッド」について教えてください。

「ノリウッド」というのは現在のナイジェリア映画産業の総称です。アメリカの「ハリウッド(Hollywood)」、インドの「ボリウッド(Bollywood)」に次ぐ5億ドルもの経済規模をもつ市場なので、ナイジェリアのNをとって「ノリウッド(Nollywood)」と言われているのです。

ナイジェリアには1960年代ごろから映画文化がありました。わたしの父も70年代には映画俳優として活躍していました。しかし、そのころはまだハリウッドの視点で撮られた映画を観ることが多かったのです。映画の製作には高価な機材が必要でしたし、お金も時間もかかる時代でしたから、しょっちゅう停電してしまうようなナイジェリアで映画を撮影するというのは一般的ではありませんでした。

80年代になると、軍事政権によって文化が圧迫されました。映画館は閉鎖されテレビ局への予算は減らされてしまったのです。

ナイジェリアに限らず、アフリカ人は自分のストーリーを語るのが大好きです。ですから、ドラマやコメディなどのエンターテインメントが観られないことに、ナイジェリアの人々は不満を感じるようになっていました。

このような状況に90年代に変化が起きました。デジタル技術が発展したおかげで、人々が手軽に映像を撮影できるようになったのです。そこで、ストーリーに飢えていたアフリカ人たちが、ヴィデオカメラを携えて自分たちのリアルな生活を語る映像を撮影し始めたのです。

──なぜナイジェリアだったのでしょうか?

きっかけはまったくの偶然でした。日本や中国から仕入れた大量の空のVHSの処分に困ったケネス・ネブエという名のナイジェリア人商人が、『リヴィング・イン・バンデッジ』という映画を撮影してVHSにコピーしたものを販売したのです。それが何百万本も売れる大ヒットになり、映画が儲かることがわかると、ナイジェリアで映画産業が成長しました。人口が多いので市場があり、石油などの天然資源に恵まれている経済的に発展した国だというのも理由のひとつでしょう。
引用元:ストーリーに飢えたアフリカに「映画」が声を与えた:ノリウッドの旗手、アフォラヤン監督語る|WIRED.jp https://wired.jp/2013/06/01/nollywood-interview/

「ノリウッド」映画の製作本数はハリウッドのほぼ2倍

 一方で、アフリカ最大の人口を抱えるナイジェリアでは、18年前に、低予算映画の製作が一斉に始まった。製作費のかかる従来の35ミリフィルムではなく、デジタルカメラを使って撮影するというもので、製作期間もたいていは1か月未満だ。

 ナイジェリアの映画産業、通称「ノリウッド(Nollywood)」は、近年、製作本数でハリウッドをはるかにしのぐまでになっている。

 ユネスコ(UNESCO)の2009年の調査によると、製作本数の1位はインドのボリウッド(Bollywood)で、2位はノリウッド、そして3位はハリウッドという結果だった。2006年の製作本数を見ても、ナイジェリアは872本で米国の485本を倍近く上回っている。

■「ノリウッド」映画、人気の背景

 さらに良いニュースは、アフリカ人たちがノリウッド映画を愛好しているという事実だ。ナイジェリアのある映画監督は、「アフリカ人たちは、ハリウッドよりもノリウッドの方を頻繁にみている」と指摘する。

 ノリウッド映画が扱うテーマは、おおよそ、汚職、不正、麻薬、人身売買、恋の三角関係、呪術といった社会悪。そして、ほぼすべてが、ハッピーエンドだ。
引用元:ナイジェリア発「ノリウッド映画」が台頭、ハリウッドを抜く http://www.afpbb.com/articles/-/2730224