襲の国、速吸瀬戸、紀の国

九州、四国、紀伊半島にまたがる
日本の植物区は「◯◯◯地区」?
襲速紀
ソハヤキ(答)
36%

そはやき
襲速紀 とは、

襲の国(九州南部)
はやすいせと
速吸瀬戸 (豊予海峡)、

紀の国(和歌山県と三重県南部)の 頭文字をとったようです。
ここを中心とする地域では、日本固有の植物が多く見られます。
そのため、この地域で見られる日本固有の植物を襲速紀要素の植物と言います

ソハヤキ(襲速紀)。この呪文のようなこの言葉をご存知だろうか。植物の北限が分布する地域である襲の国(九州南部)、速吸瀬戸 (豊予海峡)、紀の国(和歌山県と三重県南部)に因んだ呼び名で、「そはやき要素の種」という使い方をするらしい。群馬県は呼び名の場所からは少し外れているものの、内陸で夏の気温が高く、北側に高い山々が連なるため、この一帯を北限として分布するギンバイソウやミツバツツジなど日本固有の「ソハヤキ要素の植物」が数多く見られる気候に合致する。また、3つの地殻プレートが交わる地溝帯“フォッサマグナ”上に位置するため、起源が新しい「フォッサマグナ要素の種」と呼ばれる植物も豊富だ。このように多様性に富んだ特異な植生が特徴の群馬の自然を、地球の生い立ちと共に分かりやすく展示している「群馬県立自然史博物館」を訪れた。
引用元:“そはやき”がキーワード 群馬県立自然史博物館 | ECOMISSION2013 https://team-acp.co.jp/ecomission2013/?p=921

日本の植物区系目次を見る
わが国の植物区系は、旧熱帯区系界に属する南西諸島と小笠原(おがさわら)諸島を除けば、全北区系界の日華区系区に含められる。その範囲は日本列島、中国大陸、ミャンマー(ビルマ)北部、ヒマラヤ山地を経てアフガニスタン東部に及んでいる。この地域は過去において氷河の影響が少なく、温暖多雨な気候条件下にあるため、おもに温帯性の落葉樹林を本拠とする植物が生育している。カツラ、フサザクラ、ヤマグルマ、キブシ、トチュウの各科が固有である。モクレン、サクラ、アジサイ、ツツジなどの種類が多く、またイチョウ、スギ、メタセコイア属など、古い形質をもつ裸子植物のあることで有名である。
 日本列島は、水平的にも垂直的にも変化に富み、アオキ属、アケビ属、ホトトギス属、ギボウシ属、ヤブラン属、キレンゲショウマ属など多数の固有属に恵まれている。日本列島の地方的植物区系は前川文夫(ふみお)によれば次のように区分される。
(1)えぞ‐むつ地域 渡島(おしま)半島を除く北海道全域と北上(きたかみ)高地。トドマツ、アカエゾマツ、ミヤマハンモドキなどが固有種。
(2)日本海地域 日本海側の多雪地。トガクシショウマ、サンカヨウ、トキワイカリソウ、キャラボク、アクシバなどが固有種。
(3)関東地域 東北から関東地方の太平洋側。シバヤナギ、アブラツツジ、ミミガタテンナンショウなどが固有種。
(4)フォッサマグナ地域 富士箱根伊豆および伊豆七島までの富士火山帯。ハコネコメツツジ、ハコネウツギ、オトメアオイ、カナウツギなどが固有種。
(5)ソハヤキ地域 紀伊、四国、九州の太平洋側。キレンゲショウマ、バイカアマチャ、センダイソウ、トガサワラなど、多くの固有種がある。
(6)美濃(みの)‐三河地域 静岡県西部から愛知県、岐阜県東部。ホソバシャクナゲ、ハナノキ、エンシュウハグマ、シデコブシなどが固有種。
(7)阿哲(あてつ)地域 岡山県西部と広島県東部。キビヒトリシズカ、アテツマンサク、ヤマトレンギョウなどが固有種。石灰岩地生の植物が多い。
(8)小笠原地域 ポリネシア区系の北端にあたり、木本植物では67%が固有種といわれている。モチノキ属、トベラ属、シロテツ属、ワダンノキ、オガサワラツツジなどがよく知られる固有種。
(9)琉球(りゅうきゅう)地域 奄美(あまみ)大島以南の南西諸島。熱帯性の植物が多い。リュウキュウマツ、オキナワウラジロガシ、ヘツカリンドウ、ソテツ、ヤエヤマスズコウジュなどはこの地域を中心に分化してきたと考えられている。[奥田重俊]
引用元:植物区系(ショクブツクケイ)とは – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%8C%BA%E7%B3%BB-534318