サセックス州


かつて捏造された化石人類
ピルトダウン人が発見された
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ピルトダウン人(ピルトダウンじん、英語名:Piltdown Man)は、近代科学史上で最大のいかさまとして知られる、捏造された化石人類。「ピルトタウン人 」と表記されることもまれにあるが、townではないため正しくない。20世紀初頭のイギリスはイースト・サセックス州アックフィールド(Uckfield)近郊のピルトダウンにて「発見」され、20世紀の前半期の古人類学研究に多大な悪影響を与え、迷走させた。

当時の学名は Eoanthropus dawsoni (エオアントロプス・ドーソニ。「ドーソンの、夜明けの人」の意)。 日本語では第一発見者の名から「ドーソン原人」、属名 Eoanthropus の漢訳で「曙人」などとも呼ばれた。

捏造の発覚
1949年、ケネス・オークリーがフッ素法でピルトダウン人頭骨の年代測定を行い、骨が5万年前[4]のものであることを明らかにした。これによりピルトダウン人が類人猿と現生人類のミッシングリンクであることが否定された[5][6]。 加えて1953年にはオークリー率いるオックスフォード大学の研究者らによるいっそう精密な年代測定と調査・分析が行われ、その結果、下顎骨はオランウータンのものであり、臼歯の咬面は人類のそれに似せて整形されていたこと、古く見えるよう薬品と思われるものにより石器などとともに着色されていたこと、伴出した獣骨は他の地域の産であることなどが突き止められた。 類人猿の下顎骨は人骨とは決して接合できないものであるが、捏造犯は接合部分を巧妙に除去して矛盾を隠し、着色を施して偽装したとのことである。

こうして40年近くにわたって古人類学界を混乱させたピルトダウン人は捏造された化石であると断定され、事件は一応の決着を見た。ただし、最初にドーソンからもたらされた頭頂骨と側頭骨は、後期更新世に由来する化石の現生人類(クロマニョン人の類)と考えられている。
引用元:ピルトダウン人 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E4%BA%BA

ピルトダウン人
ピルトダウンじん
Piltdown man

1911~13年にイギリス,イーストサセックス県ピルトダウンでギュンツ=ミンデル間氷期のものとされていた礫層から C.ドーソンによって発見された頭蓋骨片,下顎骨,犬歯などにつけられた名称。エオアントロプス・ドウソニ Eoanthropus dawsoniと呼ばれ,現代人の直系の祖先と考えられた。ところが,53~54年大英博物館で再検討したところ,ヒトの頭蓋骨と加工したオランウータンの下顎骨とを組合せ,歯に対しては,人工的に摩滅させたり,化学的に着色が行われたことが明らかになった。稀有の珍事件として学会だけでなく,社会的にも大きな問題となった。
引用元:ピルトダウン人(ピルトダウンじん)とは – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%83%94%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E4%BA%BA-121811

ピルトダウン<品切>
化石人類偽造事件
PILTDOWN
ASCIENTIFIC FORGERY

1912年、ロンドンの南およそ60キロ、サセックス州ののどかな田園地帯にあるピルトダウンの地で化石頭骨の破片が出土したことが報告された。ネアンデルタール人やジャワ原人に比べて大きな脳をもつこのピルトダウン人は、現代人の直系の祖先とされ、学界に一大センセーションを巻き起こした。しかし、時がたつにつれ、人類進化史におけるピルトダウン人の位置が疑問視されるようになり、問題の化石の再検討が行なわれた結果、1953年に至って、実はこれが純正の化石ではなく、新人の頭蓋骨とオランウータンの下顎骨に加工と着色を加えた偽造化石であったことが判明した。

人類の偽りの祖先を捏造したのはいったい誰だったのか。偽造犯については、これまでさまざまな推理がなされてきた。名ざしされた多数の容疑者の中には、シャーロック・ホームズの生みの親であるコナン・ドイルや、イエズス会の著名な古生物学者テイヤール・ド・シャルダン神父も含まれている。

厖大な原資料と綿密な調査にもとづいて今世紀科学界最大のスキャンダルを取り上げた本書は、事件の顛末を詳細に描いた科学史物語であり、思いもよらぬ犯人の正体をあばく迫真の推理ドキュメントである。
引用元:ピルトダウン:みすず書房 https://www.msz.co.jp/book/detail/04104.html