「林忠四郎」 「ハヤシトラック」などに名を残す宇宙物理学者 原始星に進化途上でHR図上を移動する軌跡

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恒星誕生の初期段階の「ハヤシ
フェイズ」や、恒星の進化経路
「ハヤシトラック」にその名を
残す宇宙物理学の第一人者は?
二郎三一勝
林大文忠四
林忠四郎(答)

林 忠四郎(はやし ちゅうしろう、1920年7月25日 – 2010年2月28日)は、日本の男性宇宙物理学者[注 1]、天文学者[1]。京都大学名誉教授。文化勲章受章者。
>ラルフ・アルファーとジョージ・ガモフによって提唱された宇宙の元素の起源に関する「アルファ・ベータ・ガンマ理論」を1950年に改訂した[注 2]。林によって改訂された後は林の名を入れて「アルファ・ベータ・ガンマ・ハヤシの理論」と呼ばれることもある[7]。
恒星が主系列星となる前に、有効温度がほぼ一定のまま収縮する時期があることを明らかにした。これは2010年現在彼の名をとって林フェイズと呼ばれ[8]、HR図上で林フェイズの段階にある原始星の進化経路は林トラックと呼ばれている。
林忠四郎 – Wikipedia

林トラック(はやしとらっく、Hayashi track)とは、ほぼ静水圧平衡に達した星間ガス雲の塊が原始星として進化する過程でヘルツシュプルング・ラッセル図上を移動する軌跡である。日本の林忠四郎によって初めてその存在が理論的に提唱された。
林は1961年に、恒星の有効温度には最小値が存在することを示した。この最小値よりも低温の星では静水圧平衡が維持できないため、星は力学的に安定に存在することができない。この境界は温度で約4,000K付近に相当し、HR図上では右側の境界線として表れる。原始星となるガス雲の温度がこの温度より低い場合にはガス雲は収縮し、この境界温度に達するまで温度が上昇する。この境界温度に達した原始星はケルビン-ヘルムホルツ収縮の時間尺度で収縮を続けるが、有効温度はほとんど上昇せず、HR図上をほぼ垂直下向きに(光度が暗くなる方向に)移動する。この移動経路を林トラックと呼び、HR図で林トラックより右(低温)側の領域を林の禁止領域、また原始星が林トラック上にある時代を林フェイズと呼ぶ。
林トラック – Wikipedia

恒星の進化や初期宇宙における元素の起源の研究で知られ、「ハヤシ・フェイズ」にその名を残す林忠四郎。林自身が晩年に残した自叙伝は、20世紀半ば以降の理論物理学の発展の経緯を、社会的文脈も含め、生き生きと伝える。また和文の論考や貴重な講演・対談・インタヴューの記録、門下生達による寄稿集等を通じて、林忠四郎の研究と教育の全仕事を伝える。
京都大学学術出版会:林忠四郎の全仕事