Encolpius

ペトロニウスの小説
『サテュリコン』の主人公
エンコルピオ(答)
32%

『サテュリコン』(Satyricon)は、ペトロニウスによって書かれたと推定される、ネロ期の堕落した古代ローマを描いた小説。その内容の退廃性や登場人物の悪徳ぶりからピカレスク小説にも分類されるが、風刺的な内容もふんだんに含まれている。現存するのは、14、15、16巻の、3巻の抄録[1]であり、現在には完全な形では残っていない。その中でも比較的分量の残っている「トルマルキオの饗宴」の場面は有名。

内容[編集]
好色で遊び好きな男性三人組(途中でメンバーは入れ替わる)の道中記の形をとっている。語り手は若い修辞学生・エンコルピウスである。舞台はイタリアやギリシアであるとされるが、地名が特定されない、もしくは写本が欠けているなどの事情で地名不詳の箇所も多い。淫らな男女が登場しては絡み合い、美少年の奴隷をめぐる少年愛の描写もなされている。その文学性だけでなく、当時のローマの風俗を知るための資料性も評価されている。

登場人物[編集]
エンコルピウス(Encolpius)
教師アガメムノンの経営する修辞学校の若い男子学生。『サテュリコン』の道中記は彼の視点から描写されている。
引用元:サテュリコン – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3

ガイウス・ペトロニウス(ラテン語:Gaius Petronius、20年頃 – 66年)は、ローマ帝国ユリウス・クラウディウス朝期の政治家、文筆家である。第5代皇帝ネロの側近であった人物として知られ、小説『サテュリコン』の作者と考えられている。
引用元:ペトロニウス – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%82%B9

サテュリコン
古代ローマの諷刺小説

美貌の少年奴隷をはさんで争いながら南イタリアを放浪する二人の青年を中心に,好色無頼の男や女が入り乱れる.小説『サテュリコン』はまさに古代ローマの爛熟が生み落した「悪の華」だ.とりわけ,奴隷あがりの成金富豪が催す《トリマルキオンの饗宴》の場面は古来有名.セネカの諷刺短篇『アポコロキュントシス』を併載.
引用元:サテュリコン – 岩波書店 https://www.iwanami.co.jp/book/b247131.html

ストーリー
紀元前のローマ。世は頽廃の極に達し、人々はただ快楽を求め、快楽に溺れていた。学生のエンコルピオ(M・ポター)とアシルト(H・ケラー)も、獣のように快楽を求め、冒険に身を投げ出していた。二人は友人であり、美少年ジトン(M・ボーン)をめぐっての恋仇でもあった。そして、アシルトにジトンを奪われ絶望したエンコルピオは、酒池肉林の宴であるトリマルキオ(M・ロマニョリ)の宴会にでかけた。そこには、このローマ市民の頽廃の代表的な光景が、ぶかっこうに展開され、トリマルキオの淫蕩な妻フォルチュナタ(M・ノエル)も、女友達と戯れていた。その狂乱の中からエンコルピオは、老詩人エモルポ(S・ランドーネ)を救い、二人は知人となった。翌朝、エンコルピオは、アシルトやジトンとともに、少年狩りにひっかかり、貴族リーカ(A・キュニー)の軍船に運ばれた。リーカはエンコルピオを愛し、彼と結婚の儀式をあげた。この頃、若き皇帝(T・ロバート)が暗殺され、粛清軍隊が貴族を襲い、リーカも殺された。それを彼の寵姫トリファエナ(キャプシーヌ)は、冷然とみていた。エンコルピオとアシルトはやがて釈放された。爛熟したローマは、ようやくその崩壊のきしみをはじめたが、二人の学生には関係なかった。彼等は、色情狂の夫人を慰め、金儲けの為、生神様を誘拐したりした。そうした時、エンコルピオは突然闘技に狩り出され、命は助かったものの、精魂つきた彼は性的不能に陥ってしまった。彼を侮蔑の淵から救い出したのは、アシルトと、今は富を握ったエモルポであった。女魔術師エノテアによって、エンコルピオは回復したが、その時には、アシルトは盗賊に襲われ、殺されていた。エジブトへ船出するというエモルポをエンコルピオが訪れると彼もまた死んでしまい、遺書に財産相続を願うものは、我が屍肉を食え、と書いてあった。若い船長と共に船出しながら、人間が人間の肉をくらう異様な光景をみていたエンコルピオは、静かに笑い出し、やがてそれは、すべてを否と諾の呪縛からときはなつような、壮大な笑いにかわっていった。
引用元:サテリコン : 作品情報 – 映画.com https://eiga.com/movie/44835/