いのうえあれの井上荒野『切羽(きりは)へ』


2008年に『切羽へ』で
第139回直木賞受賞した作家
井上荒野
いのうえあれの(答)
39%

井上 荒野(いのうえ あれの、1961年2月4日 – )は、日本の小説家。本名同じ。東京都出身。

概要[編集]
小説家井上光晴の長女に生まれる。調布市立第三中学校、玉川学園高等部を経て、成蹊大学文学部英米文学科卒。卒業後は小学館の近代文学全集編集部に3年間勤めていた[2]。
1989年、「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞するが、その後体調不良などで小説を書けなくなる[2]。絵本の翻訳などをしていたが、2001年に『もう切るわ』で再起。2004年、『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、2008年、『切羽へ』で第139回直木賞受賞。2011年、『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞受賞。2016年、『赤へ』で柴田錬三郎賞受賞。
引用元:井上荒野 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%B8%8A%E8%8D%92%E9%87%8E


かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、画家の夫と暮らしている。奔放な同僚の女教師、島の主のような老婆、無邪気な子供たち。平穏で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和の存在が、セイの心を揺さぶる。彼に惹かれていく──夫を愛しているのに。もうその先がない「切羽」へ向かって。直木賞を受賞した繊細で官能的な大人のための恋愛長編。
引用元:井上荒野 『切羽へ』 | 新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/book/130254/

デジタル大辞泉の解説

きり‐は【切(り)羽/切(り)端】

鉱石の採掘やトンネル工事で、掘削が行われる現場。切り場。
せっ‐ぱ【切羽】

1 刀の鐔(つば)の表裏が、それぞれ柄(つか)と鞘(さや)に接する部分に添える薄い金具。
2 差し迫っていること。また、その場面。急場。どたん場。
「生きる死ぬるの―ぞと」〈浄・五枚羽子板〉
引用元:切羽(きりは)とは – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E5%88%87%E7%BE%BD-53737

この後、主人公は次第に男に惹かれていきます。
夫がいるにもかかわらず別の男に心が傾いてゆく。
その様子を、作者は「切羽」にたとえます。

「トンネルを掘っていくいちばん先を、切羽と言うとよ。
トンネルが繋がってしまえば、切羽はなくなってしまうとばってん、
掘り続けている間は、いつも、いちばん先が、切羽」 (195ページ)
引用元:嫁に隠れて本を買う!:  直木賞受賞作『切羽へ』は大人のための少女小説である! http://www.joqr.net/blog/book/archives/2008/07/post_101.html