蕪村「雪折れも聞こえてくらき夜なるかな」「月今宵あるじの翁舞ひ出でよ」「冬鶯むかし王維が垣根かな」

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次の文字列を組み合わせて
与謝蕪村が詠んだ俳句にしなさい
雪折れも───聞こえてくらき夜なるかな
月今宵───あるじの翁舞ひ出でよ
冬鶯───むかし王維が垣根かな
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雪折
晩冬
降り積もった雪の重みで、木々の幹や枝が折れてしまうこと。雪
の消えたあと大きく傷口をさらす木をみつけ、雪の凄さを思い知
らされる。特に冬でも葉を落さない木は折れやすい。

雪折れも聞こえてくらき夜なるかな– 蕪村 「題苑集」
雪折や生きるつもりといはれしに 長谷川櫂 「虚空」
引用元:季語・雪折 http://kigosai.sub.jp/kigo500b/177.html

いつのまにか、今日も時間がたってしまったようです(ほんとうに時間の経過は不思議です)。
 月明かりの中から、能楽の調べが立ち上り、翁[おきな]の舞いがはじまりそうな夜です。

 月今宵[こよい] あるじの翁 舞出[まいい]でよ(蕪村)

 実際に、お能をご覧になった方なら、おわかりでしょう。お能の舞台に流れる時間は、日常の時間と違っているように思えませんか。
引用元:Web春秋 14歳のための時間論 第5回|春秋社 http://www.shunjusha.co.jp/web_shunju/05_timetheory.html

没年
 1784年1月17日に京都の自宅で68歳で亡くなりました。死因は心筋梗塞であったようです。
 死の前日、蕪村は弟子の松村月渓(まつむらげっけい)を呼び、三つ句を残しています。その中の一つ、

冬鶯むかし王維が垣根かな
(ふゆうぐいす むかしおういが かきねかな)

 という句の中に出てる王維とは、中国唐代の詩人であると同時に「文人画(南画)」の始祖です。
 蕪村は、俳人としても有名ですが、文人画を描いて生計を立てていた人であり、先人の王維のことを尊敬していたようです。
 この句は、王維が隠居した別荘の垣根にウグイスがとまっていた、という意味です。
 詩と絵に人生を捧げた蕪村の生涯を象徴するような句です。
引用元:与謝蕪村・俳人列伝/日本俳句研究会 http://jphaiku.jp/haizinn/busonn.html