祐子内親王家紀伊「音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ」

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『小倉百人一首』に収められた
和歌「音に聞く 高師の浜の
あだ波は かけじや袖の
ぬれもこそすれ」の作者は?
子祐家伊紀親王内
祐子内親王家紀伊(答)
ゆうしないしんのうけのきい
9%

祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけ の きい、生没年不詳)は、平安時代院政期の女流歌人で、後朱雀天皇の皇女祐子内親王の女房。女房三十六歌仙の一人。一宮紀伊、紀伊君とも呼ばれる。従五位上民部大輔春宮亮平経方の娘とも、藤原師長の娘である堀河院御乳母典侍紀伊三位師子と同一人物ともいわれており父親は定かではない。母は「岩垣沼の中将」の作者祐子内親王家小弁(こべん)。紀伊守藤原重経(素意法師)は兄[1]とも夫[2]とも言われている。
引用元:祐子内親王家紀伊 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%90%E5%AD%90%E5%86%85%E8%A6%AA%E7%8E%8B%E5%AE%B6%E7%B4%80%E4%BC%8A

【今回の歌】

   音に聞く 高師(たかし)の浜の あだ波は
     かけじや袖の ぬれもこそすれ

      祐子内親王家紀伊(72番) 『金葉集』恋下・469

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  前回に引き続き恋の歌です。
  平安時代の恋愛は、女の家へ男が通う形式でした。だからどう
 しても男尊女卑のイメージが強いのですが、どうしてどうして女
 も負けてはいません。
  この一首はプレイボーイからの誘いかけを、見事に切り返した
 粋な歌です。実はこの歌、男は29歳、詠んだ女性はなんと70歳。
  さてこの勝負の結末やいかに?
 
■□■ 現代語訳 ■□■
  噂に高い、高師(たかし)の浜にむなしく寄せ返す波にはかか
 らないようにしておきましょう。袖が濡れては大変ですからね。
 (浮気者だと噂に高い、あなたの言葉なぞ、心にかけずにおきま
 しょう。後で涙にくれて袖を濡らしてはいけませんから)
引用元:【百人一首講座】音にきく高師の浜のあだ波は かけじや袖の濡れもこそすれ─祐子内親王家紀伊 京都せんべい おかき専門店【長岡京小倉山荘】 http://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/072.html

これは歌合の場で、紀伊が詠んだ歌。この歌合はフィクションのラブレターを詠み合い、競うものでした。この時藤原俊忠(藤原定家の祖父)が「あなたと親しい間柄になりたいものです」と詠んだ歌にこたえたもの。
俊忠は20歳代で、そしてこたえた紀伊はなんと70歳!フィクションの場といえど、その差40歳以上です。
それにしても70歳を越えてもこんな艶(つや)っぽい歌が詠める紀伊。返歌はモテモテの浮気男に言い寄られても、それを上手くかわす若い女性のようです。
恋する気持ちにリタイアはなし!生涯現役!と、勇気付けてくれる一首です。
引用元:初詣特集『恋をかなえる地主神社参り』 | 百人一首にみる女の恋、男の愛 | 縁結び祈願 京都地主神社 http://www.jishujinja.or.jp/hatsumoude/hyakunin/heisei_ba_05.html