親子二代受賞

2020年1月に自伝的小説
『君がいないと小説は書けない』
を刊行した直木賞作家は?
山本兼一
木内昇
天童荒太
白石一文(答)
56%

君がいないと小説は書けない
白石一文/著
勤めていた出版社の上司、同僚、小説家の父、担当編集者。これまで明かすことのなかった彼らとの日々を反芻すればするほど、私は自問する。私は、書くために彼らと過ごしていたのか。そして最愛の妻よ。とてつもなく圧倒的で、悲しいほど実感がない君のすべてを、私は引き受ける。神に魅入られた作家が辿り着いた究極の高み。
引用元:白石一文 『君がいないと小説は書けない』 | 新潮社 https://www.shinchosha.co.jp/book/305656/

白石さんは、少し早口でそんなことから話し始めました。

「小説の冒頭に出版社時代の上司と、お世話になった弁護士さんが亡くなったと書いたのですが、これはどちらも事実です。文藝春秋時代の上司で、のちに社長になられた方が亡くなられてお別れの会に行ったのですが、自分でも意外なほど悲しかった。改めてふりかえると、彼のことが自分の中でいろいろと残っていたんです。それであれこれと思い出しているうちに、その方は亡くなってしまったけれど、今、この瞬間はどうしているんだろう、何をしているんだろう、と考えまして……。すると、これまで関わったいろいろな人たちのことが思い出されてきました。それでエッセイの代わりに、さまざまにデフォルメし、直接かかわる方には許可を取るなどして、自分自身を一人称にして小説として書こうと考えました」
引用元:「君」とは誰のことか?――白石一文さんのすべてが詰まった自伝小説|『君がいないと小説が書けない』 | 本がすき。 https://honsuki.jp/pickup/28164.html

白石 一文(しらいし かずふみ、1958年8月27日 – )は、日本の小説家。父は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎。2010年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞[1]。初の親子二代での受賞となった。

2009年「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で第22回山本周五郎賞を受賞する。
2010年「ほかならぬ人へ」で第142回直木賞を受賞する。父の一郎が同賞に6回(7作)も候補に挙がりながらも落選し続ける姿を見てこういう賞がなければいいとまで思っていた。そんな大嫌いな賞だった直木賞を受賞したことに対し「変わらざるを得ない。大好きとは言えないが、好きぐらいは言いたい」と語っている[要出典]。
引用元:白石一文 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%9F%B3%E4%B8%80%E6%96%87

もしかして、妻がいなくなるなんて小説を書いているからこんな精神状態になるのではないか、このまま続けたら本当に妻の嚢胞ががん化してしまいはしないか、と考えた白石は、「撤退だ」とばかりに尻すぼみでまとめ上げた原稿を編集者に渡し、「小説のために女房を失うわけにいかない」と告げた。

担当編集者からは「改稿のご提案をいくつかさせていただいたんですけど、お話を聞いて、あまりのことにびっくりしてしまって。本当にそんなことになってしまったら大変だと。結果的に小説よりも白石さんの人生を優先すべきだ、と考えました」と言われたと苦笑する。

そんな経緯で書き上げられた連載原稿は、書籍化に際し『君がいないと小説は書けない』とのタイトルをつけられた。確かに、それ以外にはないと思えるほどぴったりのタイトルだ。
引用元:白石一文「人生は失敗」と語る天才に見える境地 | ワークスタイル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 https://toyokeizai.net/articles/-/334019?page=6