【芥川賞】『送り火』高橋弘希

次の2018年の第159回芥川賞の
候補作に選ばれた小説と作者の
正しい組み合わせを選びなさい
風下の朱───古谷田奈月
しき───町屋良平
送り火───高橋弘希
33%

無限の玄/風下の朱
古谷田 奈月 著
新三島賞作家が鮮烈に放つ女子と野球の熱く切ない物語。空っ風吹きつける群馬の地で白球を追う女子たちの魂はスパークする! 三島賞受賞作「無限の玄」を併録。

古谷田 奈月
コヤタ ナツキ

1981年、千葉県我孫子市生まれ。2013年、「今年の贈り物」で第25回ファンタジーノベル大賞を受賞、『星の民のクリスマス』と改題して刊行。2017年『リリース』で第30回三島由紀夫賞候補、第34回織田作之助賞受賞。2018年、「無限の玄」で第31回三島由紀夫賞受賞。「風下の朱」で第159回芥川龍之助賞候補となる。その他の作品に『ジュンのための6つの小曲』、『望むのは』など。
引用元:筑摩書房 無限の玄/風下の朱 / 古谷田 奈月 著 http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480804808/

シキ

しき
町屋 良平 著

受賞
朝日
単行本 46 ● 176ページ
ISBN:978-4-309-02718-0 ● Cコード:0093
発売日:2018.07.17

高二男子の“踊ってみた!”春夏秋冬――特技ナシ、反抗期ナシ、フツーの高校二年生・星崎が、悩める思春期を、16歳の夜を突破する。「恋」と「努力」と「友情」の、超進化系青春小説!

「は?好きな季節?そんなのねぇよ!」とは言えず、仕方なく消去法で秋を選んできた自分に突きささった。町屋良平が好きすぎる。
──尾崎世界観(クリープハイプ)

著者
町屋 良平 (マチヤ リョウヘイ)
1983年、東京都生まれ。2016年、「青が破れる」で第53回文藝受賞を受賞しデビュー。著書に『しき』、『1R1分54秒』がある。
引用元:しき :町屋 良平|河出書房新社 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309027180/

送り火
高橋弘希
定価:本体1,400円+税
発売日:2018年07月17日
ジャンル:小説
第159回(2018年)芥川賞

第159回芥川賞受賞作!

春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。
新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。
クラスの中心にいる晃は、花札を使って物事を決め、いつも負けてみんなのコーラを買ってくるのは稔の役割だ。転校を繰り返した歩は、この土地でも、場所に馴染み、学級に溶け込み、小さな集団に属することができた、と信じていた。
夏休み、歩は家族でねぶた祭りを見に行った。晃からは、河へ火を流す地元の習わしにも誘われる。
「河へ火を流す、急流の中を、集落の若衆が三艘の葦船を引いていく。葦船の帆柱には、火が灯されている」
しかし、晃との約束の場所にいたのは、数人のクラスメートと、見知らぬ作業着の男だった。やがて始まる、上級生からの伝統といういじめの遊戯。

歩にはもう、目の前の光景が暴力にも見えない。黄色い眩暈の中で、ただよく分からない人間たちが蠢き、よく分からない遊戯に熱狂し、辺りが血液で汚れていく。

豊かな自然の中で、すくすくと成長していくはずだった
少年たちは、暴力の果てに何を見たのか――
引用元:『送り火』高橋弘希 | 単行本 – 文藝春秋BOOKS https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908731