冬に備え高糖度、春に抽出

メープルシロップの原料となる
サトウカエデの樹液が採取できる
季節はいつ?
春(答)



18%

カナダの厳しい冬が終わりを告げるころ、雪解けとともにメープルの樹木から樹液が自然に流れ出ます

メープルの樹木は、夏の間に樹木の内部に蓄えたでんぷんを糖分に変えて、カナダの冬の厳しい寒さに耐えます。そして雪解け水が流れる頃、その時期特有の昼と夜の温度条件によって、樹木は、夜間に土壌からミネラルたっぷりの水分を吸い上げ、昼間に糖分をわずかに含んだ樹液“メープルウォーター”を流し出します。この流出は、わずか10日から20日ほどの現象。この時期を迎える前、メープルウォーターを採取するために、生産者たちは、樹木の太さ、健康状態、成長などを考慮しながら、1カ所~4カ所の採取口を取り付けます。採取される樹液は樹木の栄養分ですが、樹木全体の1/10以下なので、その後の成長に影響を及ぼすことはありません。
引用元:メープルシロップとは メープルシロップができるまで メープルシロップ http://maplefromcanada.jp/about/2_index_detail.php

メープルシロップが生産されるのは、サトウカエデの原生林(シュガーブッシュ)が広がる、カナダ南東部を中心とする、ごく一部の地域に限られています。

夏は暑く、冬はマイナス30℃にもなるほど寒さが厳しいこの地域の寒暖差のある気候が、樹液の生産に適しているためです。

カナダは世界のメープルシロップの78%、2016年は約7万3,000トンを生産しました。ケベック州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州の4つの州で生産されていますが、中でもケベック州は世界最大の生産地。

カナダには、シュガーブッシュの維持や整備、メープルウォーター(カエデの樹液)の採取からシロップへの加工、シロップから派生品の製造にいたるまで、メープルシロップの生産を管理・規制する法律が多数存在します。カナダ産のメープルシロップは、これらすべての厳しい基準をクリアしています。

純粋なカナダ産メープルシロップは、ボトルに原産国「カナダ」、原材料名「カエデ樹液」「メープルシロップ」「楓糖液」などと記載されています。購入の際には必ず表示をご確認ください。
引用元:メープルシロップとは 100%ピュアな自然食品 メープルシロップ http://maplefromcanada.jp/about/1_index_detail.php

Q.メープルシロップにも旬はあるの?
A.春が旬です。3~4月の、わずか6週間がメープルシロップの収穫期です。極寒地に育つメープルの木は、冬、寒さを乗り切るために樹液の糖度を高め、大変甘くなります。
春の訪れとともに昼夜の寒暖の差が大きくなると樹液は幹の中をかけ巡り、抽出しやすくなるため、この時期に集中して採取します。
引用元:クインビーガーデン公式 メープル王国:メープルって面白い https://www.rakuten.ne.jp/gold/maple-maple/syrup.html

サトウカエデ
さとうかえで / 砂糖楓
sugar maple
[学]Acer saccharum Marsh.

カエデ科の落葉高木。樹液に砂糖分を含むのでサトウカエデの名がある。アメリカ北東部からカナダにかけて森林を形成している。高さ40メートル、幹の直径90センチメートルに達する。葉はカナダの国旗にデザインされているもので、9~15センチメートルの大きさで対生する。秋の黄葉が美しいので街路樹や庭園樹にする。4~5月、新葉とともに黄色の花をつける。花は雌雄異花で、花被(かひ)は癒着して鐘状をしている。果実には2枚の翼があり、秋に熟して舞い散る。樹液は、3~4月中旬に、地上1.5メートルほどのところに直径3センチメートルほどの穴をあけ、管を挿入して容器に受ける。液は2~5%の砂糖を含み、煮つめてメープルシロップをつくる。シロップは黄金色でよい香りと品のよい味で、ホットケーキにかける蜜(みつ)として最高級品とされるが、シロップ1リットルをつくるのに40リットルの樹液を必要とし、高価である。このシロップから砂糖(メープルシュガー)をつくり、おもにアメリカやカナダでケーキ類、プディング、アイスクリームなどに利用され、また、たばこにも添加されている。北アメリカ産で近縁のクロカエデ、トネリコバノカエデからも甘い樹液がとれ、量的にはサトウカエデに及ばないが同様に利用される。日本のイタヤカエデからも樹液をとるが、糖含量が1.3~1.8%と低く、現在は十和田湖周辺でごくわずか生産されるにすぎない。[星川清親]
引用元:サトウカエデ(さとうかえで)とは – コトバンク https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%87-1539114

サトウカエデが糖分を含んだ樹液を流出するのは雪解けの季節、3月中旬頃のほんの10~20日の間だけだという。つまり、採取された樹液を煮詰めたつくりたてのメープルシロップが世に出るのは春。冬が長く寒いカナダにとって待望の季節が到来する頃なのだ。

「この時期になるとケベックではこぞってシュガーシャックが行われます。シュガーシャックは日本語で『砂糖小屋』という意味。メープルシロップをつくっている小屋のことです。参加者はそこで生産現場を見学したり、雪が残るメープルの森を散策したりしてから食事をする。この年の新しいメープルシロップを味わうことが目的なので、パンや豚肉、ベーコン、フライドポテトなどすべての料理にシロップが使われているんですよ」

 ボリューム満点の料理を食べたあとは再び外に出る。そして、メープルタフィーを食べるという。メープルタフィーとはシロップをさらに煮詰めてとろりとさせたもの。これを雪でつくった台の上に落とし、冷えて固まりそうなところを木の棒でクルクルッと巻いてキャンディーのようにして食べるそうだ。

「シュガーシャックではもう何も入らないってくらい、お腹いっぱいになるまでメープルシロップを楽しみます。外で遊んで、つくりたてのメープルシロップを味わって春が来たことを実感する。メープルシロップはカナダの生活の象徴ともいうべきものなんです」

 カナダに欧州からの入植が始まったのは17世紀初頭のこと。先住民はそのはるか昔からサトウカエデの樹液を採取していたという。メープルシロップはミネラルやビタミン、ポリフェノールが豊富な栄養食品としても注目されているが、先住民はこの甘い樹液が栄養に富んでいることも知っていた。その先住民から樹液の採取法を教わった入植者が煮詰めるようになって、メープルシロップが生まれたようだ。
引用元:第74回 カナダの春はメープルシロップと共に | ナショナルジオグラフィック日本版サイト https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/352321/021900037/?P=4