ちょういち


絞殺死体の首に生じる引っ掻き傷
「吉川線」に名を残す、警視庁の
元鑑識課長は吉川◯◯?
◯の名前をひらがなで答えなさい
ちょういち
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吉川澄一

吉川澄一
よしかわ ちょういち
1885(明治18)~ 1949.10.25(昭和25)

国家地方警察警視警視庁、警察大教授、「吉川線」

「吉川線について」

 自分で首を吊った自殺体か、殺人による絞殺体かを見極めるのは、難しいが、実は多くの場合、重要な手掛かりがある。 首に生じるいく筋かの引っ掻き傷の有無だ。
 仮に、あなたが誰かに首をいきなり絞められたとしよう。抵抗が可能な状態に置かれていれば、息苦しくなるのに、 黙ってされるがままになっているはずがない。自殺志願者でもない限り、必ず絞められた手なり、ヒモなりを振りほどいたり、 もぎ取ったりしようとするものだ。
 その際に、自分の首の皮膚にまで爪を立ててしまうことが多いのである。首に傷を付ける痛みなど、首を絞められ、 息ができなくなる苦しみに比べれば、比較にはならない。だから他人に首を絞められた場合、 つまり絞殺ややく殺(ヒモ類は使わず、手や腕で首を絞めて殺害すること)の場合は、被害者の首筋に引っ掻き傷が、 できることが多いのだ。
 法医学や鑑識の世界では、この傷のことを「吉川線(よしかわせん)」と呼ぶ。 大正時代末期に警視庁で鑑識課長を務めた吉川澄一が、殺人事件の被害者の首に走る傷の存在に初めて注目、 殺人事件の特徴の一つとして、学会で発表したことから、命名されたからだ。
 この吉川線は、他殺だからといって必ず、あるとは限らない。しかし、自殺の場合は、傷ができることはない。 首を吊って体重がヒモ類を通じて首に掛かった瞬間、多くの自殺者は失神してしまい、首をかきむしる余裕など、ないからだ。
引用元:吉川澄一 http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/Y/yoshikawa_c.html