『ジヴェルニーの食卓』原田マハ『ヨハネスブルグの天使たち』宮内悠介『夜の底は柔らかな幻』恩田陸

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次の第146回直木賞の候補と
なった作品と、その作者の
正しい組み合わせを選びなさい
ジヴェルニーの食卓───原田マハ
ヨハネスブルグの天使たち───宮内悠介
夜の底は柔らかな幻───恩田陸

『夜のピクニック』の恩田陸さんから『夜の底は柔らかな幻』でOK。
ジヴェルニーはフランスの地名のようです。

恩田陸が贈る、日本版・地獄の黙示録

犯罪者や暗殺者たちが住み、国家権力さえ及ばぬ無法地帯である〈途鎖国〉。特殊能力を持つ〈在色者〉たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる――極悪人たちの狂乱の宴、壮大なダーク・ファンタジーをお楽しみください。
引用元: 『夜の底は柔らかな幻 上』恩田 陸 | 単行本 – 文藝春秋BOOKS.

 さて、この本のタイトル『夜の底は柔らかな幻』はシンガー・ソングライター(この言葉、懐かしい響きがある)久保田早紀が引退する前に出した最後のアルバムのタイトルである(その後、結婚し本名の久米小百合名義で音楽活動を再開。ポップスではなく賛美歌のアルバムを出しているそうな)。
>『夜の底は柔らかな幻』の構想は、元々は私の初期の短編「イサオ・オサリヴァンを捜して」まで遡る。これはベトナム戦争をテーマにした短編であったが、そもそもは世界各地のジャングルの奥に異質な生命体が埋もれており、それらが人類に接触して覚醒と進化を促し、文明の基を作らせたり、いわゆる超能力を持った新人類を誕生させたという設定であった。ベトナム編はこの「イサオ・オサリヴァンを捜して」を発展させた『グリーンスリーブス』を予定していたのだが、いわばその日本版として書いたのがこの『夜の底は柔らかな幻』だったのだ。
引用元: 『地獄の黙示録』をやる、 という初心で始めた小説 『夜の底は柔らかな幻 上下』 (恩田 陸 著)|自著を語る|本の話WEB.

美の巨匠たちは何と闘い、何を夢見たのか
ドガ、セザンヌ、モネ、マティス。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代の美を果敢に切り拓いた偉大なアーティスト四人の愛と友情、そして格闘の日々を色鮮やかに蘇らせる短編集。
引用元: ジヴェルニーの食卓| 原田 マハ| 小説/戯曲|BOOKNAVI|集英社.

二〇世紀初頭のパリをピカソらとともに生きた画家アンリ・ルソーをフィーチャーした、幻の未公開絵画と古書を巡るミステリー小説『楽園のカンヴァス』で高い評価を受けた著者が、その執筆と相前後して手がけたのが、もうひとつの美術小説であるところの本作である。より日本人になじみ深いマティスや、一九世紀末に活躍した「印象派」の画家たち、ドガ、セザンヌ、モネが登場。新時代の美に向き合い、戦いを挑んだ彼らの人生の断片が、一枚のタブローのように、一篇ずつに描かれる。
引用元: | 小説的想像力の魔法 原田マハ『ジヴェルニーの食卓』 江南亜美子 | 書評 | すばる – 集英社 |.

ヨハネスブルグに住む戦災孤児のスティーブとシェリルは、見捨てられた耐久試験場で何年も落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9の一体を捕獲しようとするが──泥沼の内戦が続くアフリカの果てで、生き延びる道を模索する少年少女の行く末を描いた表題作、9・11テロの悪夢が甦る「ロワーサイドの幽霊たち」、アフガニスタンを放浪する日本人が”密室殺人”の謎を追う「ジャララバードの兵士たち」など、国境を超えて普及した日本製の玩具人形を媒介に人間の業と本質に迫り、国家・民族・宗教・戦争・言語の意味を問い直す連作5篇。才気煥発の新鋭作家による第2短篇集。
引用元: ヨハネスブルグの天使たち | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン.

 昨年、『盤上の夜』での宮内悠介さんのデビューは衝撃的だった。囲碁、チェスなど盤上遊戯をモチーフにした連作短篇集は日本SF大賞を受賞。さらに、直木賞にノミネートされるなど、その作風はSFファン以外にも受け入れられた。

 第2作『ヨハネスブルグの天使たち』は、よりSF的なギミックが施された短篇集。近未来のヨハネスブルグ、NY、ジャララバードといった都市で起こる戦争や民族紛争を描き、人間とは何かに迫った物語だ。
引用元: 『ヨハネスブルグの天使たち』 (宮内悠介 著) | 著者は語る – 週刊文春WEB.