「地球の緯度1度の距離は高緯度ほど長くなる」赤道に膨らんだ回転楕円体


地球の緯度1度に対する距離は
高緯度ほど短くなる
×(答)
◯長くなる

解説】
地球は完全な球形ではなく,赤道方向にわずかに膨らんだ回転楕円体に近い形をしています。
このような場合の緯度の定義について解説します。

地球を球形と考えると,ある地点の緯度は,この地点と地球の中心を結んだ線が赤道面となす角と定義されます。これを「地心緯度」といいます。

これに対して,地球が回転楕円体だと考えると,ある地点の緯度は,その地点の地表面に対する垂線と赤道面のなす角と定義されます。これを「天文緯度」といいます。

この問題では,回転楕円体である地球の緯度差1°を考えていますから,「天文緯度」を用います。

上の図では同じ経度上に存在する北極と北緯89°の地点間の距離 (x) と,同じ経度上に存在する赤道と北緯1°の地点間の距離 (y)を比較して,結論を導いています。
緯度差1°の地点間の距離(緯度差1°あたりの経線の長さ)が長い方がつぶれた楕円体と考えられます。
つぶれている方は,より半径が大きい円の一部なので,長くなるわけです。
x > y から、地球は両極がつぶれて,赤道方向に膨らんだ楕円体であることがわかります。
引用元:地球の形について|理科|苦手解決Q&A|進研ゼミ高校講座|ベネッセコーポレーション http://kou.benesse.co.jp/nigate/science/a13g01bb03.html